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KINTOに月間1,500㎞の走行距離制限があるのはなぜ?車のプロが徹底解説

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フクロウ君
★ KINTOに月1,500Kmの走行距離制限があるのはなぜ?
★ KINTOの走行距離は他カーリースと比較してどうなの?
★ 自分の走行距離を把握するポイントは?
ミーア先生
今回はKINTOの走行距離制限について解説していきます。KINTOの月間走行距離制限についてのメリットや契約前に知っておきたい注意点なども合わせて解説していきますので、気になる人はぜひ参考にしてください。

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KINTOに月1,500Kmの走行距離制限があるのはなぜ?

トヨタのKINTO(キント)では、「月あたり1,500km」の走行距離制限が設定されています。契約期間中にわざわざ走行距離制限を付けている理由は「返却後の車の価値を一定以上にしたいから」です。

KINTOで契約期間が終わって返却された車は、中古車として販売されています。トヨタの中古車は人気が高いため、中古車販売でも利益を出せるというわけです。

しかし中古車市場では、価格が決まるポイントの1つに「走行距離」があります。走行距離が長いほど中古車価格は安くなりますし、逆に走行距離が短いほど高くなるしくみです。

KINTOでも同様で、もし返却時に走行距離が走りすぎているとKINTOが損をしてしまいますよね。そこでKINTOで使われた車の価値をできるだけ一定以上にするために、契約期間中の走行距離制限がもうけられています。

上記の理由を聞くと「KINTOが損をしないために、利用者が走行距離に気を付けなければならないの?」と疑問に思いますよね。しかし走行距離制限は利用者にとって悪いことばかりではないんですよ。

カーリースで見かける「走行距離制限」のメリットの部分については「他社との走行距離数の比較」の後に後述していきます。

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KINTOの途中解約についての詳細は『KINTOの途中解約に注意!違約金が十万円以上変わるタイミングと注意点とは?』をご覧ください。

KINTOや他のカーリースの走行距離制限の違い

走行距離制限が決められているのはKINTOだけではありません。参考までに想定走行距離数が多いことで知られる他社カーリースの走行距離制限と比べてみましょう。

KINTO

1,500km/月

・3年プラン:54,000km

・5年プラン(再契約1回目含む):90,000km

・7年プラン(再契約2回目含む):126,000km

定額カルモくん

契約期間1~6年:1,500km/月

契約期間7年以上:走行距離無制限

オリックスカーリース

2,000km/月

他社のカーリースと比べてみると、オリックスカーリースが月あたり2,000kmまでと一番走行距離制限が長いです。定額カルモくんは、契約期間が7年以上から走行距離制限がなくなります。

この結果を見ると「KINTOの走行距離制限は厳しいんじゃないか」と思いますよね。しかし月1,500kmの走行距離制限には、利用者側も得をする理由があるのです。

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KINTOとカーリースの比較の詳細は『トヨタの定額制サービス「キント」と「カーリース」を徹底比較!』をご覧ください。

KINTOの走行距離制限にもメリットがある!

KINTOの走行距離制限が他社よりも厳しいという結果になりましたが、実は厳しい走行距離制限は悪いことばかりではありません。あえて制限をすることで、逆に利用者がお得になるメリットが発生します。

安い月額料金で借りることができる

KINTOの月額料金が安いのは、中古車販売価格が一定以上を見込めるからです。

もし走行距離制限がなかったら、返却時の走行距離がバラバラで車の価値に大きな差が出ます。しかもどれくらいの確率で価値の低い車が返却されるか分かりません。するとKINTOは中古車販売の利益を補うために、月額料金を上げることになってしまいます。

つまり走行距離制限があることで、KINTO側が「これくらいのリース料金でも利益が出る」と見込みを立てやすくなるのです。走行距離を気にしながら乗るのは面倒に感じますが、走行距離制限があるおかげで安い月額料金で借りることができています。

KINTOの利用者が同じような使い方をしてくれるおかげで、メリットが成り立っているということですね。

想定よりも多めに設定されている

走行距離制限があると、自分が制限を超えないか心配ではないでしょうか。しかしKINTOの「月あたり1,500km」の走行距離制限は、想定よりも多めに設定されています。

ミーア先生
カーリースの中では月間500kmや1000km、年間1万kmというのカーリースが一般的なので、KINTOの走行距離数 月間1500kmは比較的多い方にあたります。「長くて有名なオリックスよりは少し劣るけど、普通のカーリースの想定距離よりは長めに設定されている」といった感じですね。

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KINTOのメリットやデメリットに関する詳細は『悪い評判は?KINTO(キント)のデメリット3つとメリット7つを解説!』をご覧ください。

自分の走行距離を把握するポイント

KINTOの走行距離制限が心配な人は、契約前に想定される走行距離を把握しておくと安心です。月あたり1,500kmが多いのか少ないのか、簡単な計算で確認してみましょう。

通勤や通学

自分の通勤・通学で利用する距離を調べたい場合は「片道の距離×2×日数」となります。片道の距離は、スマートフォンのマップアプリなどで検索をして調べてみましょう。

たとえば自宅から職場までが10kmで、月あたりの出勤(通学)日数が22日だとすると「10km×2×22日=440km」となります。残り1,000km以上も余裕がありますね。

毎月1,500kmを利用しようとした場合、「1,500km÷31日=49km/日」となります。49kmは往復の距離なので、半分にしても自宅から片道24.5km以内の移動が目安です。

買い物などの短距離の外出

週末に近所のショッピングモールに買い物に行ったとしましょう。今回は毎週土日に計8回、8km離れた場所に行ったと想定します。

「16km×8日=128km」となりました。1,500kmの10分の1以下でまだまだ余裕があります。上の通勤や通学で計算した440kmを足しても、月あたり568kmです。

休日のドライブ

ドライブが好きな人は長距離を運転する機会が多く、走行距離制限が特に気になるのではないでしょうか。今回は月に2回ドライブに行くと想定して計算してみましょう。

毎週50km先の目的地まで行くとすると「50km×2×8日=800km」です。それでもまだ半分は余裕があります。しかし休みのたびに往復100kmものドライブをする機会は年に何回あるでしょうか?もし合計800kmもの長距離ドライブをする機会があるとしても、年に数回程度が一般的です。

ミーア先生
月に1,500Km以内というけど、実際には返却時に計算するので特定の月に1,500Kmをオーバーしてしまっても、その他の月で調整がききます!なのでかなり余裕を見てくれていると思いますよ!

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KINTOと購入どちらが得か?についての詳細は『KINTOと購入どちらが特か?比較シュミレーション!KINTOは高い?安い?』をご覧ください。

走行距離制限を超えたらどうなる?

KINTOでは契約終了時に超過していた場合、以下の料金で追加清算が必要です。

超過した場合の清算金額

トヨタ車

1kmあたり11円(税込)

レクサス車

1kmあたり22円(税込)

走行距離制限

3年プラン

54,000km

5年プラン(再契約1回目含む)

90,000km

7年プラン(再契約2回目含む)

126,000km

※ただし契約途中で解約をした場合は、契約終了時の利用月数で計算されます。

たとえば3年プランの契約中に2年で解約したら、「1,500km×24か月=36,000km」が解約時の走行距離制限です。3年プランの走行距離制限は54,000kmですが、途中解約をした場合は走行距離制限が短くなります。

契約終了時に走行距離制限内に納めればOK

KINTOの走行距離制限は、「契約終了時に走行距離制限の範囲内であれば、追加清算は不要」です。毎月1,500kmというのは、あくまでも計算上の目安でしかありません。

もしある月に2,000km乗ったとしましょう。しかし他の月が500kmで済んでいれば、2か月分を合計しても2,500kmで済みますよね。月あたりではなく、最終的な走行距離制限を超えなければ問題ありません。

気にしなければならないケースは、毎月の走行距離が1,500kmに近い人です。KINTOの走行距離制限は1年あたり18,000kmが目安となっています。万が一オーバーしてしまったら、他の月で調節しましょう。

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生活スタイルの変化で年間走行距離が変わることもある

契約時には年間走行距離に問題がなくても、結婚や就職・転職などの生活スタイルが変わると年間走行距離も変わります。

実家で暮らしていたときは職場までの距離が短くても、引っ越したら職場が遠くなることもあるでしょう。

たとえ生活スタイルが変化しても、KINTOで最初に契約した内容は変更できません。長期で契約をすると月額料金が安くなりますが、生活スタイルの変化も念頭に置いて考えてみてください。

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よくある質問

KINTOの走行距離制限に関する質問を集めました。

走行距離制限がないカーリースはあるの?

あります。

しかし走行距離が無制限のカーリースは、「中途解約」をする時に走行距離数に応じて清算をしなければなりません。結局は走行距離数が少ないほうが、解約後の清算が安く済むということです。

もし月あたり1,500kmの走行距離制限が不安な方は、月間走行距離数が2,000Km以内のオリックスカーリースがおすすめです。ただし明らかに2,000km以上走るような方は契約満了まで乗って自分のものにするか、カーリースではなくローンにした方が無難でしょう。

契約中に車種を変更できる?

KINTOの「のりかえGO」を利用すれば可能です。乗りかえには手数料がかかりますが、中途解約よりも安い手数料で乗りかえができます。

またオリックスカーリースは、契約満了の2年前から解約金0円で途中解約が可能です。

購入するのとどちらがお得?

購入後に車を売却する予定がある人は、最初によく考えてから購入してください。

車を購入すれば走行距離制限を気にせず乗ることができますが、売却時に走行距離数が多いと買い取り価格が低くなります。走行距離制限を理由に車を購入しても、最終的に売却する予定なら損をするか、変わらないかもしれません。

心配な人は上でも少し説明したように、オリックスカーリースを利用して様子を見る方法をおすすめします。

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Shuhei Kondo

1985年生まれ。 株式会社コンドウ代表取締役。 カーリース販売歴10年。「日経トレンディ」にて車のサブスクについて解説。 オリックスカーリース「いまのりセブン」8年連続 販売台数 県内第1位。 リース商品はそれぞれの特徴や仕組みが違うため、それぞれの商品を知ろうと思うとそれなりの労力と時間が必要になります。なので僕が皆さんにできるだけ優しく商品のメリットデメリットをまとめて、そのリース商品はどんな人にお勧めなのか?をカーリースの教室でシェアいたします。 自分が経験したことを、見る人にとってわかりやすく伝えることを大切にしています。 カーリースアドバイザー・車のサブスクアドバイザー。

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