車のサブスク(カーリース) 基礎知識

カーリース(車のサブスク)の必要書類を解説!契約から納車までに必要なもの・準備しておくもの

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フクロウ君

『カーリースの契約に必要な書類は何?』

『必要書類を用意するタイミングを知りたい!』

『 必要書類を取得する方法を知りたい』

カーリース(車のサブスク)を利用するときには、契約から審査・納車までに必要書類を準備しなければなりません。どのタイミングでどんな書類が必要なのかを事前に分かっていれば、スムーズに手続きが進みますよね。

ミーア先生

そこで、今回の記事を読むことで以下のことが解決します。

★ カーリース(車のサブスク)を契約する際の必要書類(リスト一覧)

★ 準備をするタイミング・取得方法

以上を含む「カーリースの必要書類」に関する疑問を解決していきます。

カーリース(車のサブスク)の必要書類一覧

運転免許証

提出前に、免許証の更新時期が近づいていないかを確認しましょう。また引っ越しなどで住所が変わる予定の方は、事前に住所変更手続きを済ませておくとスムーズです。

住民票

カーリース(車のサブスク)では、車の使用者と所有者が異なります。(使用者が顧客、所有者がリース会社です)そのため、使用者が実際に住んでいるかを確認するために住民票の提出を求められます。

住民票は市役所をはじめ、コンビニエンスストアなどでも発行が可能です。ただし代理人に取得してもらう場合は、委任状や本人確認書類が必要な場合もあるので注意しましょう。詳しくはお住まいの市町村に問い合わせてみてください。

印鑑証明

印鑑証明は、重要な契約に使用する印鑑が本人のものだということを証明する書類のことをいいます。

カーリースや車のサブスクでは、契約書に実印を押印することが多いです。もし実印を登録していない場合は、市役所で印鑑登録を済ませておきましょう。

車庫証明

車庫証明は自動車の保管場所があることを証明するための書類です。カーリース(普通車)の契約では必須となっています。車庫証明の申請にかかる手数料は、自治体にもよりますがおよそ2,000円程度です。

車の保管場所が確保できていない場合は、まず最初に駐車場を契約するなどして保管場所を確保しましょう。

車庫証明の取得方法は、まず車の保管場所を管轄する警察署に行きます。車庫証明が欲しいことを伝えて、申請用の書類をもらってください。もしくは警視庁のホームページから申請書をダウンロードしましょう。

車庫証明の申請書一覧
・自動車保管場所証明申請書
・保管場所標章交付申請書
・保管場所の所在図・配置図
・保管場所使用権原疎明書(自宅の駐車場を使用する場合)
・保管場所使用承諾証明書(賃貸駐車場の場合)

もし契約駐車場などを利用する場合は、駐車場の所有者に「保管場所使用許諾証明書」に記入してもらう必要があります。

書類の記入が全て終わったら、駐車場を管轄している警察署に提出してください。

契約書

カーリース(車のサブスク)の契約をするための書類です。郵便などで送られてくるので、書類に一通り目を通してから署名・捺印をして返送します。

委任状

委任状は本人に代わってリース会社がディーラーから車を購入するときなどに使用する書類です。ただし必要かどうかはカーリース(車のサブスク)の会社によって異なります。

必要書類の取得方法と取得するタイミング

カーリース(車のサブスク)の必要書類で、取得するタイミングに注意するべきものは「住民票」と「車庫証明」の2つです。

住民票と車庫証明は有効期限が限られていたり、書類の取得に時間がかかったりするので注意しましょう。取得を始めるタイミングとしては、カーリースの審査に通ったことが確認できてからがおすすめです。

住民票は早めに準備しておく

住民票は市役所などですぐに取得できるため、早めに準備しておくと安心です。ただしコンビニで住民票を取得する場合は、マイナンバーカードが必要となります。

また、住民票の有効期限は取得から3か月間です。もし納車までに日数がかかる場合は、納車のタイミングに合わせて取得してください。

車庫証明は発行までに数日かかる

車庫証明は申請をしてすぐにもらえるものではありません。基本的に申請をしてから発行されるまでに3日から7日ほどかかります。

また賃貸駐車場の場合は、駐車場の所有者にも書類の記載をしてもらう箇所があります。発行までに手間がかかる書類なので、審査に通って契約を決めた時点で動き始めるとスムーズです。

カーリース(車のサブスク)を契約するときの注意点

月額料金の内訳を確認する

カーリース(車のサブスク)の月額料金の内訳は会社によって異なります。

車両価格や税金・自賠責保険料や手数料などは月額料金に含まれていますが、車検代やメンテナンス代・オイル交換代・タイヤ交換代などは含まれていない会社が多いです。

契約をする前には必ず、月額料金に含まれている項目と含まれていない項目を確認しましょう。

残価設定の有無を確認する

残価設定とは、リースの契約満了時の市場価値を予測して付けられた価値のことです。たとえば200万円の車に5年間乗った場合、5年後の車の価値を50万円と設定したとしましょう。この50万円が「残価」です。

この場合、5年間乗ったときの車の価値は150万円になります。そのため利用者は5年分の価値である150万円分を月額料金として支払うのです。

しかも契約満了時に残価の50万円よりも価値が落ちていた場合、差額を支払わなければなりません。また車を自分のものにしたい場合、残価の支払いが必須の場合もあるので注意しましょう。

残価設定がされたカーリース(車のサブスク)では、月額料金が著しく安いです。カーリースの広告やPOPなどで安い月額料金だけを大きく表示しているものを見かけますが、あまりに安い場合は残価設定やボーナス払いが必須になっていることがあります。

カーリース(車のサブスク)を契約する際には、月額料金の安さだけで選ばないようにしましょう。

走行距離制限がある

カーリースや車のサブスクでは走行距離制限がもうけられています。走行距離制限はリース会社によって異なりますが、大体月あたり1,000kmから2,000kmが一般的です。

なぜ走行距離制限を付けるのかというと、月額料金を安くするためです。たとえば契約満了時に1万km走った人と10万km走った人とでは、車の価値に差が出ますよね。

価値が大きく異なる車を引き取って中古車として再販売した場合、売れる価格も大きく異なります。車の価値が不安定になれば、月額料金を上げるほかありません。しかし高い月額料金になれば、カーリースを利用する人も減ってしまうでしょう。

そこで走行距離制限をもうけて、走行距離をオーバーした分だけ利用者に精算してもらいます。すると車の価値は一定となり、安定した月額料金でカーリースが利用できるのです。

走行距離制限は一見すると面倒な制度に思えますが、安く利用するために必要な制度でもあります。

カスタマイズができない

正直に言うと、カーリース(車のサブスク)は自由なカスタマイズができません。なぜなら契約満了後に車を返却する場合、原状回復をしなければならないからです。

ただしカスタマイズが禁止されているわけではありません。原状回復ができて法律に違反していないカスタマイズであればしても良いとされています。

しかし車体の色を変えたり、エンジンを変えたりするカスタマイズは原状回復にも費用がかかるためおすすめしません。

中途解約(途中解約)は基本的にNG

カーリースや車のサブスクは、基本的に途中解約ができません。

カーリースの月額料金は車両価格や手数料などを含めた総額から、支払い回数を割って計算されています。もしどうしても途中解約をする場合は、違約金が発生するので注意しましょう。

違約金はリース会社や残りの契約期間にもよりますが、数十万円することもあります。しかも違約金は一括で支払いを求められるので、契約期間は慎重に決めましょう。

契約満了時の車の選択肢

カーリース(車のサブスク)では、契約満了時の選択肢が会社によって異なります。基本的には「返却」「乗りかえ」「再契約」「買い取り」の4つです。

ただし会社によっては返却が必須のところや、車がそのままもらえるところもあります。また買い取りに高額な残価が設定されていることもあるので、契約前によく確認しましょう。

任意保険に加入しておく

カーリースや車のサブスクでは、月額料金に任意保険が含まれていません。トヨタのKINTO(キント)などのごく一部の会社では月額料金に含まれていますが、基本的に任意保険は別途契約が必要です。

自賠責保険料は月額料金に含まれていますが、補償内容と金額はごくわずかで限られています。任意保険は相手の車両や同乗者のケガなど、幅広い補償内容が魅力です。

万が一の際に大きな金額を求められると大変ですから、任意保険に加入することを強くおすすめします。

メンテナンスの有無と実施場所

定期メンテナンスの有無や内容・場所はリース会社やプランによって異なります。車検もメンテナンスも全てが月額料金に含まれている会社や、オプション加入やプランで内容を選べる会社もあります。

たとえばオリックスグループが運営する「定額カルモくん」では、メンテナンスがオプション扱いです。さらにメンテナンスプランが3段階で分かれているため、比較的自由度が高いのが特徴となっています。

対してトヨタのKINTOでは、車検もメンテナンスも月額料金にコミコミです。しかも、メンテナンスは全てトヨタの正規ディーラーで受けられるというメリットもあります。ただし定額カルモくんよりも月額料金は少し高いです。

このようにメンテナンスの内容は会社によってさまざまです。自分がどんなメンテナンスを受けたいか、検討しているリース会社にはどんな方法でメンテナンスを受けられるのかをよく調べましょう。

カーリース(車のサブスク)の納車までの手順と流れ

1.オンライン見積もり
2.審査申し込み
3.契約
4.必要書類のやりとり
5.納車

カーリース(車のサブスク)では、申し込みから納車までの手続きがたったの5ステップと手軽です。しかも、ほぼ全ての手続きが自宅で完結します。

何度も店舗に足を運んだり、仕事の合間を塗って時間を作ったりといった手間がかかりません。

カーリース納車後にやること

メーカー無料点検を受けよう

カーリースや車のサブスクでは、納車後のサービスが新車と同様に充実しています。まずは納車1か月後のメーカーの無料点検を受けましょう。

もし今後の利用方法で気になる点や不明点がある場合は、事前に確認しておくことをおすすめします。

異常が確認された場合はディーラーへ

カーリースや車のサブスクでも、メーカー保証は購入と同様に適用されます。まずは車体や走行状態に異常がないことを確認しておきましょう。

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Shuhei Kondo

1985年生まれ。 株式会社コンドウ代表取締役。 カーリース販売歴10年。「日経トレンディ」にて車のサブスクについて解説。 オリックスカーリース「いまのりセブン」8年連続 販売台数 県内第1位。 リース商品はそれぞれの特徴や仕組みが違うため、それぞれの商品を知ろうと思うとそれなりの労力と時間が必要になります。なので僕が皆さんにできるだけ優しく商品のメリットデメリットをまとめて、そのリース商品はどんな人にお勧めなのか?をカーリースの教室でシェアいたします。 自分が経験したことを、見る人にとってわかりやすく伝えることを大切にしています。 カーリースアドバイザー・車のサブスクアドバイザー。

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