車のサブスク(カーリース) 基礎知識

車購入の初期費用はいくら?安く節約するポイントと新車の諸費用相場

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フクロウ君

『車購入の初期費用はいくら必要?』

『車購入の初期費用を安く節約する方法はないの?』

『車の維持費は毎年いくらくらいかかる?』

車を購入するときには初期費用がかかります。しかし実際にどれくらいの初期費用がかかるのか、また車の維持費がいくらくらいかかるのかは気になりますよね。

皆さんもフクロウ君と同じような疑問や不安をお持ちなのではないでしょうか。

この記事を読めば分かること
★車購入の初期費用と手数料相場(新車・中古車・ローン)
★毎年必要な車の維持費の内訳
★初期費用や頭金を抑えて車を購入する方法

この記事では、車を購入するときの初期費用や手数料の相場・購入後の維持費を知ることができます。また、初期費用や頭金を節約する方法を車のプロがこっそり教えます!車の購入費用に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

車を購入する際の初期費用と相場

車を購入する際の初期費用と相場

車を購入する際の初期費用は、「法定費用」「諸費用(手数料)」の2つに分類されます。

法定費用は法律で支払いを定められている初期費用で、車種などの条件によって金額が決められています。一方で諸費用(手数料)は車を購入するうえでかかる費用のことです。

金額はディーラーや販売店などによって変わりますが、車両価格のおよそ10%~20%が目安です。次より詳しくみていきましょう。

税金・保険料などの法定費用

法定費用には税金や保険料などが分類されます。

費用や条件が法律で決められているため、車の購入時におおよその目安を知ることができます。

自動車税

自動車税は、エンジンの排気量によって金額が決まります。排気量別の金額は次のとおりです。

車両排気量 金額
軽自動車(660cc以下) 10,800円
~1,000cc以下 25,000円
~1,500cc以下 30,500円
~2,000cc以下 36,000円
~2,500cc以下 43,500円
~3,000cc以下 50,000円
~3,500cc以下 57,000円
~4,000cc以下 65,500円
~4,500cc以下 75,500円
~6,000cc以下 87,000円
6,001cc以上 110,000円

重量税

車の重量別に金額が決められている税金です。

新車購入時の重量税の支払いは、次回の車検までの3年分を支払うのが一般的です。その後は基本的に2年ごとに、車検代と一緒に2年分をまとめて支払います。

重量税は車種や登録年数、エコカー減税の有無などによって金額が異なります。国土交通省の「新車新規登録等時における自動車重量税の税額」(以下画像)に詳しく載っています。参考にしてください。

出典:国土交通省ウェブサイト

※エコカー減税を受けるには、新車登録の期限が定められています。2022年10月現在は2023年4月30日までです。

※エコカー減税対象車種は、各ディーラーの公式ホームページでご確認ください。

環境性能割(自動車取得税)

従来の自動車取得税が廃止され、新しく導入されたのが環境性能割です。

環境性能割は新車・中古車ともに車を購入するときに納めます。車種や燃費の性能などの条件によって金額が変わるのが特徴です。

金額は車両の取得価格を元に決められます。軽自動車が0%~2%、普通自動車が0%~3%です。

消費税

車にも消費税がかかります。税率は2022年10月現在で10%です。

リサイクル料金

リサイクル料金は車両を廃車にするときにかかる費用です。

車両購入時に支払いますが、車を売却するなどして廃車にしない場合は戻ってきます。

費用は6,000円~18,000円程度で、ディーラーや車種によって異なります。詳しくは各自動車メーカーのホームページなどで確認してください。

費用が異なる諸費用・登録手数料の相場

ここからは車購入時にかかる諸費用や、ディーラーが手続きを代行する際の手数料をみていきましょう。

車庫証明手数料

普通車を購入するときは「車庫証明」の届け出をしなければなりません。

車庫証明の手数料は、自分で手続きを進める場合とディーラーなどに代行してもらう場合で異なります。

自分で車庫証明を取得する場合にかかる費用は、「手数料(2,000円前後)」と「標章代(500円)」のみです。

一方でディーラーや販売店に代行してもらう場合は、代行手数料として1万円~3万円ほどかかります。金額は代行依頼する販売店によって異なります。

検査登録費用

新車購入時には、陸運局での検査登録が必要になります。

検査登録費用は販売店により異なりますが、およそ1万円が相場です。

自分で検査登録をすると3,000円程度で済みますが陸運局まで出向く手間などがあるため、基本的に販売店におまかせしているのが現状です。

希望ナンバー登録手数料

希望ナンバーの登録費用は市町村により異なり、およそ4,000円~5,000円程度となっています。

希望ナンバーではない場合でも、ナンバープレートの交付手数料としておよそ2,000円の費用がかかります。

代行手数料

代行手数料とは、顧客に代わって販売店が手続きを代行するための手数料です。

上でお話した車庫証明のように、顧客の手間を省けるメリットがあります。

車の購入方法(ローン・現金・カーリース)による初期費用の違い

車の購入方法(ローン・現金・カーリース)による初期費用の違い

車購入の初期費用は、購入方法によって変わります。現金一括と自動車ローン、カーリースの3パターンで比較してみましょう。

現金一括 自動車ローン カーリース
車両本体料金 一括払い ローン 定額の支払い
消費税 月額料金にコミコミ
環境性能割 ローン(一括払いの場合あり)
登録手数料
車庫証明代行費用
自賠責保険料
納車費用

現金一括では、初期費用のほぼ全てを一括払いしなければなりません。

また多くのディーラーでは現金一括払いで、税金や手数料といった車購入時の諸経費を頭金として先に納められています。

さらに残りの諸費用の支払いも、車の登録前や登録時に一括で支払うことがほとんどです。初期費用や車両価格をクレジットカードで払いたい方もいらっしゃるかもしれませんが、ほぼ受け付けてもらえません。

なぜなら販売店がクレジットカード会社に支払う手数料が多くなるからです。

まれに頭金や手付金として、30万円までの支払いをクレジットカード決済ができることがあります。しかしどちらにしても、車購入時には初期費用を一括で納めるのが基本です。

一方でカーリースは頭金不要で、初期費用を全て月額料金に含めて定額で支払えます。クレジットカード払いに対応するリース会社は多くありません。

しかしKINTOやオリックスカーリースといった人気のリース会社では、月々の支払いをクレジットカード払いで支払うことができます。理由はKINTOとオリックス、両社とも信販会社をグループに持っているからです。

車購入の初期費用を安くする4つのポイント

車購入の初期費用を安くする4つのポイント

車を購入するときの初期費用は、方法や買い方を選べば安くできます。初期費用を安くできるポイントは4つです。詳しくみていきましょう。

ローンまたはカーリースにして初期費用のまとまった支払いを抑える

初期費用の支払いを抑えるための方法として、自動車ローンを初期費用と一緒に組み込むことができます。

実際に初期費用が安くなるわけではありませんが、頭金の支払いが大変な場合に利用したいと思われるかもしれませんね。

ただし自動車ローンには上限がありますし、全てのローン会社が対応してくれるとは限りません。またローンに組み込むことで毎月の返済額が上がる点も理解しておきましょう。

その点カーリースでは、初期費用が月額料金にコミコミです。ローンもカーリースも初期費用を分割して支払う方法として利用できますが、カーリースはより確実に支払いを抑えられます。

税金の安い車を購入する

当たり前ですが、税金が安い車を購入するのが初期費用を抑える一番確実な方法です。

軽自動車は税金も車両価格も安いですし、燃費の良い車は環境性能割やエコカー減税(期間限定)が適用されます。

すでに買いたい車種が決まっている方もいらっしゃると思いますが、もう一度車両価格や初期費用は収入に見合っているかを再確認してみましょう。

車が安くなる時期に値引き交渉する

ディーラーの決算月である3月と9月を狙って購入するのがおすすめです。

決算月は大幅値引きやキャンペーンが開催されます。

特に新社会人が車を購入する3月は稼ぎ時なので、他の時期よりも大幅な値引きが期待できます。

通常の時期に値引き交渉をしても総額を抑えられますが、時期や店舗によって値引き額に限度があります。より安く買える時期を狙って、総額を抑えることも検討してみましょう。

相見積もりをとる

車購入時には、いくつかの販売店を訪れて相見積もりをとってみてください。

同じ自動車メーカーでも、店舗によっては見積金額が変わることがあります。代行手数料や車両本体価格が安い店舗が見つかるかもしれません。

自分で手続きをして手数料を節約する

車庫証明などの手続きを自分ですることで、代行手数料を節約できます。

車庫証明の取得方法は多少の手間がかかるものの、わずか4ステップで取得できます。

車庫証明の取得方法

1 車庫がある場所を管轄する警察署に行って書類一式をもらう

2 書類に記入する。駐車場を借りている場合は所有者にも記載してもらう

3 車庫がある場所を管轄する警察署へ書類を提出する

4 後日警察署で受け取る 

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車の購入後にかかる維持のための費用一覧

車の購入後にかかる維持のための費用一覧

車の購入後にどれくらいの費用がかかるのかを理解しておくことも大切です。

後から「こんな支払いもあるなんて」と慌てないようにしましょう。車の維持費は大きく分けて4つあります。

車両代金の支払い(ローン・カーリース)

自動車ローンやカーリースで支払う場合は、車両代金を分割して毎月支払っていきます。

自動車ローンでは決められたローンの期間だけ支払いが発生します。支払いは数年で終わりますが、ボーナス払いが適用されると年に1~2回支払い金額が大幅に増えるので注意しましょう。

カーリースはリース期間中、毎月支払いが発生します。ただし支払い金額は定額でボーナス払いなしでもOKです。さらにリース期間が終われば支払いもなくなるので、「車がないのに支払いだけが残る」といったリスクがありません。

税金・保険料

税金や保険の種類によって支払う時期とタイミングが異なります。ひとつずつみていきましょう。

自動車税

その年の4月から翌年3月までの自動車税を前払いする形で、1年に1回納めます。

支払い方法は金融機関の窓口やコンビニ決済、クレジットカードなどが一般的ですが、自治体によってはPayPayなどで支払えることもあります。

重量税

2年ごと(初回は3年目)の車検のときに、2年分をまとめて支払うのが一般的です。

自賠責保険料

車検の費用と一緒に支払います。自賠責保険料は車検の際にディーラーが立て替えて支払っています。

任意保険料

自賠責保険料とは別に、補償がより充実した任意保険に加入しておきましょう。

任意保険料は等級や年齢・保険会社や内容によって費用が変わります。

支払い方法は、月払いや年払いから選ぶことができます。ただしトヨタのサブスクKINTOでは、月額料金に任意保険料がコミコミです。

車検代・メンテナンス代

車検代やメンテナンス代はその都度支払います。

車検代は車種にもよって異なり6万円から10万円程度、メンテナンス代も1万円程度が目安です。さらに修理箇所や部品交換がある場合は費用が追加されます。

カーリースでは車検代やメンテナンス代を月額料金に含めることができます。またオプション追加をしても毎月定額で支払えるので負担が少ないです。

ガソリン代・駐車場代・交通費など

車を個人的に利用する際には、ガソリン代や交通費がかかります。

駐車場を契約する方は毎月の駐車場代がかかりますし、高速道路や有料駐車場を利用する方は交通費が発生することがあります。

カーリースなら初期費用なしで新車に乗れる!

カーリースなら初期費用なしで新車に乗れる!

車購入の初期費用を安くするなら、初期費用がかからないカーリース(車のサブスク)がおすすめです。

カーリースが気にはなるものの、初めて利用するとなると不安ですよね。ここからはカーリースのメリットを5つご紹介します。

初期費用・頭金不要!貯金0円でも新車に乗れる

カーリースは初期費用と頭金がかかりません。

しかもカーリースを契約している間の税金や自賠責保険料は、毎月支払う月額料金にコミコミです。面倒な税金や保険料の支払いも、全てリース会社におまかせできます。

カーリースはまとまった費用がかからないので、貯金が心配な方でも新車に乗ることができます。

支払いは毎月定額!ボーナス払いもなし

カーリースの支払いは毎月定額の月額料金だけでOKです。

自動車ローンなどのボーナス払いは、転職などで将来的にボーナスが減額されるといったリスクが考えられます。カーリースは毎月同じ金額を支払うだけなので、支出の管理がしやすくなります。

申し込みから契約までWEBで完結

カーリースの申し込みは来店不要です。

WEBサイトから申し込みをして、書類のやりとりは郵送でおこないます。

お仕事や子育てで忙しい方でも、すき間時間に自宅からゆっくりと契約ができます。

審査が甘い

カーリースは銀行系ローンと比べて審査が甘いです。

理由は月額料金未払いなどで回収された車も、中古車販売やオークションで再販売して利益を得られるからです。

さらにKINTOやオリックスカーリースでは、自社で審査を進めています。そのため他社へ審査を依頼するよりも甘い基準で審査をすることができるのです。

車購入とカーリース(サブスク)の費用を比較シミュレーション

車を購入した場合とカーリースとでは、どちらの費用が安いのでしょうか。

今回はトヨタ「KINTO」の公式サイトのシミュレーションツールで比較してみましょう。

シミュレーション方法
・KINTO、現金一括払い、銀行自動車ローンで比較
・銀行自動車ローンは均等84回払い・5.0%でシミュレーション
・車種:トヨタ ヤリス
・契約期間:7年

車購入とカーリース(サブスク)の費用を比較シミュレーション√

KINTO 現金一括払い 銀行自動車ローン
車両代・オプション代 月額料金に含まれる 1,550,300円 1,550,300円
税金・諸費用(自賠責保険、自動車税等) 348,840円 348,840円
任意保険・メンテナンス 1,932,874円 1,932,874円
分割払い手数料等 - 290,290円
7年後の下取り参考価格 - 697,635円 697,635円
支払い総額 2,799,720円 3,134,379円 3,424,669円
月々の支払い金額 33,330円 37,314円 初回:46,569円

2回目以降:

40,700円

3つの方法比べてみると、カーリースが一番お得に乗れることが分かりました。

カーリースが安い理由としては、残価が引かれていることがあげられます。

上の金額は7年リースの金額ですが、車両本体価格から7年分の車両価格のみを支払うため支払い総額が安いのです。

さらに初期費用がかからないうえ、車検代やメンテナンス代・任意保険料といった維持費がほぼ全て月額料金に含まれています

現金一括払いや自動車ローンでは、7年後の下取り総額を差し引いても支払い総額が高くなっています。

特に車検やメンテナンス・任意保険を自社で取り入れているKINTOでは、その都度支払うよりも低コストでサービスを提供できる仕組みです。

車のプロおすすめのカーリース(サブスク)3社はこちら!

車のプロおすすめのカーリース(サブスク)3社はこちら!

カーリースが気になる方に、ボクがおすすめするカーリース(サブスク)を3社ご紹介します。

KINTO

KINTO

トヨタのグループ会社「株式会社KINTO」が運営しています。

KINTOの強みは月額料金にほぼ全ての維持費が組み込まれている点です。車検や定期メンテナンス・任意保険など、他のリース会社にはないコミコミ価格でトヨタの新車に乗れます。

トヨタ車を検討中の方ならKINTOはイチオシです。

KINTO
契約期間 3年・5年・7年
車種ラインナップ 新車:トヨタ車・レクサス車
車検・メンテナンス代金 月額料金にコミコミ
月あたりの走行距離制限 1,500km
契約満了後の車の選択肢 ・返却

・乗りかえ

\任意保険もコミコミ!車検も税金も全てトヨタにお任せ!/

オリックスカーリース

オリックスカーリース

オリックスグループの「オリックス自動車株式会社」が提供しています。

オリックスカーリースの魅力は取り扱い車種が豊富なことと、契約期間分の車検代とオイル交換代・オイルエレメント交換代の無料クーポンが付いてくるところです。

また契約満了まで乗るとクルマがそのままもらえるほか、契約満了の2年前からは自由に乗りかえや途中解約ができます。車の所有にこだわりたい方も、初期費用なしで車を自分のものにできるカーリースです。

オリックスカーリース
契約期間 7年・9年・11年
車種ラインナップ 新車:国産車のほぼ全て

中古車:オリックスが保有する中古車

車検・メンテナンス代金 契約期間分の無料クーポン付き

・車検代

・オイル交換代

・オイルエレメント交換代

月あたりの走行距離制限 2,000km

(車をもらう場合は不要)

契約満了後の車の選択肢 ・車をもらう

・返却

・乗りかえ

定額カルモくん

定額カルモくん

オリックス自動車株式会社と提携しているカーリースで、「ナイル株式会社」が運営しています。

定額カルモくんは契約内容が比較的自由に組めます。

契約期間が1年から11年の間で決められるうえ、メンテナンス有無やオプション内容の選択肢が細かいです。

さらに月額500円のオプション料金を追加するだけで、契約満了後にクルマがそのままもらえます。定額カルモくんは契約内容を細かく決めたい方や、長期リースを検討したい方におすすめです。

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Shuhei Kondo

1985年生まれ。 株式会社コンドウ代表取締役。 カーリース販売歴10年。「日経トレンディ」にて車のサブスクについて解説。 オリックスカーリース「いまのりセブン」8年連続 販売台数 県内第1位。 リース商品はそれぞれの特徴や仕組みが違うため、それぞれの商品を知ろうと思うとそれなりの労力と時間が必要になります。なので僕が皆さんにできるだけ優しく商品のメリットデメリットをまとめて、そのリース商品はどんな人にお勧めなのか?をカーリースの教室でシェアいたします。 自分が経験したことを、見る人にとってわかりやすく伝えることを大切にしています。 カーリースアドバイザー・車のサブスクアドバイザー。

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