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今回はカーリースの審査にまつわる疑問に答えていきます。
この記事を書いているボクは、田舎のサブディーラーを経営していて、リース販売歴10年、リース(いまのりセブン)契約数は7年連続 県内第1位の実績がありますのでこれからカーリースを検討している方は参考にしていただけると幸いです。
今の新車は安全装備が標準で装備されており、電気まわりも充実し便利になる一方ですが、その代わり「車の価格」はモデルチェンジの度に高騰しています。そして今の中古車市場もおかしいほど割高で、安い中古車ほど「故障リスクが眠っている」し、高年式の中古車に絞ってみてもどれも100万円を超えるとなるとやはりコスパが良いとは思えません。
大都市では公共交通機関が充実していてクルマは贅沢品にあたるのかもしれませんが、地方では車は「必需品」です。
経済は先行きが不透明になっているのに、必需品であるクルマの車両値段や維持費は否応無しに上昇し、高すぎる!おかしい!と言いたくなります。
そんななか、金融系ベンチャーGlobal Mobility Service社の行った調査で「自動車ローンの審査落ちは年間200万人に上る」という記事 を目にしました。
200万人もの人々が審査落ちした今の「審査に通らない理由」がわかれば、改善の余地があるかもしれません。また、「審査に通過するためのコツ」を知れば審査通過の可能性を少しでもあげることができるかもしれません。
ということで今回は、「マイカーリースの審査に通らない理由」と「審査を通過するためにできること」について解説していきます。
カーリースの審査に通らない理由とは?
カーリースやマイカーローンの「審査」に関する一般的な基準は大まかに変わりありませんが、信用情報の他にも各社の審査基準がありそれは各社で異なります。
なのでここでは、一般的に言われている“マイカーリースの審査に通らない理由” をご紹介します。
年収と賃貸条件が見合っていない
マイカーリースの審査通過のための年収の基準は一般的に200万円以上と言われることが多いです。
ですが、年収200万円で500万円のクルマをリースしようとしても通過率は低いでしょう。それは年収と賃貸条件が見合っていないからです。
審査会社は期間中、滞りなく支払う能力があるのか?を見ていますから、「年収に見合っていないクルマ」と判断されてしまっては審査に通らないでしょう。
具体的には、「最低でもリース期間総額が年収に収まるくらい」のクルマにしたほうが無難です。
借入れ状況などに問題がある
マイカーリースの審査ではマイカーローンの審査と同様に個人信用情報機関に照会し、信用情報に問題がないかを見ます。
自己破産の経験や借り入れに滞納があって信用情報機関に事故情報が載っている場合や税金を滞納している方などは「返済が滞る可能性が高い」とみなされます。
さらに、信販系カーリースの場合クレジットカードでのキャッシング情報、クレジット割賦情報まで見られる可能性がありますので、頻繁にキャッシングしているような場合、収入と支出のバランスが取れていないとみなされ、審査に影響が出る恐れがあります。
属性に問題がある
マイカーリースの審査では属性に問題がある場合も審査に通らない場合があります。
属性とはリースする方の「勤続年数」や「職業」のことを指します。
勤めてまだまもなかったり、収入が不安定な職業の場合、審査に影響があります。
勤続年数が1年未満であったり、フリーターや自営業などの場合は収入が安定しないとみなされる可能性があります。
審査内容に偽りがある
マイカーリース審査にかかわわらず審査全般に言えることですが、他のローンがあることを隠したりするなどの虚偽の申告をした場合、審査に悪影響を及ぼします。
絶対通るカーリースはあるの?
絶対に通るカーリースはありません。しかし、独自審査を行なっているリース会社の審査は信販系カーリースの審査よりも審査が通過しやすい印象です。
信販系カーリースの特徴
セディナ、ジャックス、オリコなどの信販系カーリースはクレジットカードを取り扱っているため、クレジット割賦情報やキャッシング情報を知る術を持っていることが特徴です。
独自審査系カーリースの特徴
独自審査系カーリースは信販系カーリースより審査に通りやすいと言われています。
先述したように信販系カーリースはキャッシング情報やクレジットカードの情報を持ち得るので、独自審査系カーリースよりもふるいにかけられる可能性があります。
信用情報機関への照会はどちらも行っているので明らかにご自身に金融事故の履歴がある場合は審査は厳しくなりますが、そうでない場合は独自審査を行なっているリース会社を選ぶことが審査通過のコツです。
ちなみに、リース業界最大手のオリックス自動車のカーリースは個人信用情報機関の照会を行ったうえ、独自の基準で審査を行なっています。以下公式サイトより抜粋。
Q.リースの審査とはどんな審査なのでしょうか?ローン審査と同じですか?
A. ローン審査と同様に個人信用情報を確認させていただき、オリックス自動車独自の基準にて、審査を実施しています。
合わせて読みたい
オリックス自動車のカーリースについての詳細は『オリックスカーリースの口コミや評判|解約するための方法まで徹底解説』をご覧ください。
オリックスカーリースの審査についての詳細は『オリックスカーリースの審査は厳しい?年収の合格基準はどれくらい?』をご覧ください。
審査に絶対に通るためにできることは?
審査に絶対はありませんが、審査通過の可能性をあげることはできます。審査通過のためにできることは以下の通りです。
1頭金を利用する
2他のローンをきちんと返済する
3信用情報が白紙になるまで待つ
4保証人を立てる
5審査直前に転職しない
1頭金を利用する
マイカーリースの審査に通過するコツひとつ目は頭金を利用することです。
頭金を利用することで月額リース料を減らすことができますので、審査を通過する確率を上げることができます。
2他のローンをきちんと返済する
マイカーリース以外の債務状況もみられます。
銀行や消費者金融で借り入れがあると審査で不利になります。
自身の債務状況に無理がないよう他のローンはきちんと返済し、審査前に新たな借り入れをすることは避けましょう。
最近では携帯電話料金の未払いやリボ払いの残高なども審査に影響すると言われています。
3信用情報が白紙になるまで待つ
審査に通過するためには金融事故情報が消えるまで待つという対策もあります。
事故情報の登録期間は各信用情報機関によって多少の差があります。任意整理や個人再生は約5年、自己破産は10年前後となっています。
また、個人信用情報について、未納や滞納、強制解約になった履歴がある場合、信用情報の開示を求めてみるのも1つの対策です。
個人信用情報は情報を登録管理している日本信用情報機構(JICC)、シー・アイ・シー(CIC)、全国銀行個人信用情報センターなどに対して、本人が「開示の請求」を行うことで、どのような情報が登録されているか知ることができます。
詳細については以下のホームページをそれぞれ参考にしてください。
日本信用情報機構(JICC)
シー・アイ・シー(CIC)
全国銀行個人信用情報センター
4保証人を立てる
保証人が必要かどうかは金融機関により異なりますが、審査通過のために保証人が必要になるケースがあります。
返済能力が不安定だとみられた場合にリース会社の方から保証人を付けての再審査をお願いされる場合があります。
このようにマイカーリースを利用する際に保証人を求められれば、返済能力のある保証人を立てることで審査通過に有効な手段となります。
一般的に返済能力のある保証人とは、20歳以上の安定した収入があり、個人信用情報に問題やトラブルがない人のことを言います。
5審査直前に転職しない
審査前や審査中に転職してしまうと「勤続年数」が極端に少なくなりますので、審査前や審査中の転職はマイカーリースの審査において不利となるでしょう。
マイカーリースの審査通過の為には審査直前や審査中の転職は避け、時期を見てからしたほうが良いでしょう。
カーリースの審査に「絶対通る」はないが、通るためにできることはある
カーリースの審査に絶対通るという話はありませんが、通るためにできることの一つとして以下のことができます。
・ネットで仮審査を受ける
インターネットで仮審査を受ける
最近ではインターネットで仮審査の申し込みを受け付けているリースもあります。
簡単に申し込みが可能なので気になる方はチェックしておくと良いでしょう。
なお、個人信用情報機関への照会が行われるので未納や滞納、強制解約になった履歴がある場合や過去に金融事故があった場合は、やはり信用情報の開示を求めてみることをおすすめします。
合わせて読みたい
仮審査を行なっている「定額カルモくん」についての詳細は『定額カルモくんはおすすめ?メリット・デメリット、評判・口コミを紹介』をご覧ください。
また、定額カルモくんの審査についての詳細は『定額カルモくんの審査は厳しい?年収の合格基準はどれくらい?』をご覧ください。
よくある質問
Q1マイカーリースに通らない理由って?
マイカーリースに通らない理由として“一般的に”言われている理由は以下の通りです。
・年収とリース賃貸条件が見合っていない
・借入れ状況などに問題がある(信用情報など)
・属性に問題がある
・審査内容に偽りがある
Q2審査に通りやすいリースとは?
カーローンと同様に、信販系会社のカーリースよりも独自審査系のカーリースの方が審査に通りやすいと言われます。
しかしどちらも個人信用情報機関への照会は当然ながら行なっています。
Q3審査のないカーリースはある?
審査のないカーリースはありません。
しかし、どうしても審査が通るか心配というような場合は最長11ヶ月間と短期間ではありますが、審査なくクルマを利用できるホンダの中古車サブスク「ホンダマンスリーオーナー」を使うのも一つの手かもしれません。
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