車のサブスク(カーリース) 基礎知識

年間200万人がマイカーローンの審査に通らない理由&通過するコツ

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フクロウ君
マイカーローンの審査に通らない理由と審査に通過するためのコツが知りたい!

本記事はこのような方に向けて書いています。

今の新車は安全装備が標準で装備されており、電気まわりも充実し便利になる一方ですが、その代わり「車の価格」はモデルチェンジの度に高騰しています。そして今の中古車市場もおかしいほど割高で、安い中古車ほど「故障リスクが眠っている」し、高年式の中古車に絞ってみてもどれも100万円を超えるとなるとやはりコスパが良いとは思えません。

大都市では公共交通機関が充実していてクルマは贅沢品にあたるのかもしれませんが、地方では車は「必需品」です。

経済は先行きが不透明になっているのに、必需品であるクルマの車両値段や維持費は否応無しに上昇し、高すぎる!おかしい!と言いたくなります。

そんななか、金融系ベンチャーGlobal Mobility Service社の行った調査で「自動車ローンの審査落ちは年間200万人に上る」という記事 を目にしました。

200万人もの人々が審査落ちした今の「マイカーローンの審査に通らない理由」がわかれば、改善の余地があるかもしれません。また、「審査に通過するためのコツ」を知れば審査通過の可能性を少しでもあげることができるかもしれません。

ということで今回は、「マイカーローンの審査に通らない理由」と「審査を通過するためのコツ」について解説していきます。

年間200万人がマイカーローンの審査に通らない理由とは

カーリースやマイカーローンの「審査」に関する一般的な基準は大まかに変わりありませんが、信用情報の他にも各社の審査基準がありそれは各社で異なります。

なのでここでは、一般的に言われている“マイカーローンの審査に通らない理由” をご紹介します。「審査に通らない理由」は以下の通りです。

・定期的な収入がない

・年収と借入条件が見合っていない

・信用情報に問題がある

・属性に問題がある

定期的な収入がない

マイカーローンの審査では、前提条件として「定期的な収入があるかどうか」という最低限の条件を満たす必要があります。

無職や収入が不安定な場合は審査に通らない可能性があります。

年収と借入条件が見合っていない

マイカーローンの審査に通らない理由の一つに「年収とローンの申し込み金額が見合っていない」というパターンがあります。

銀行や信販会社は年収と借入金額のバランスを見て問題なく返済ができるかを判断します。

例えば年収200万円の人が500万円の車に乗りたいと言っても審査はほぼ通らないでしょう。

特に地方で暮らす者ならクルマは生活において必需品で、必ず消耗します。審査通過の為に車の値段を抑えることは最も重要な選択と言えます。

なお、ローンの返済負担率は年収の3分の1までを目安に留めると審査が通りやすいと言われています。ただし審査は年収以外の要素も合わせて検討されますので年収の30%ほどの借り入れでも通らないこともあります。

ですがマイカーローン審査通過の為には「ローンの申し込み金額を減らすこと」は重要な要素の一つです。

信用情報に問題がある

マイカーローンの審査では、個人の信用情報に問題がある場合も審査に通らない可能性があります。

自己破産の経験のある方や、税金や借入れに滞納があって個人信用情報機関に事故情報が載っている方などは「返済が滞る可能性が高い」と見られる可能性があります。

さらにメガバンク系信販会社等ではクレジットカードでのキャッシング情報も見ています。頻繁にキャッシングしている方は、「月々の収入だけではバランスを取れていない」とみなされる可能性があるので審査に影響が出る恐れがあります。

また、審査会社によってはスマホ料金を滞納しているかどうかもよく見ていると関係者から聞いたことがあります。「スマホの料金も払えなくなる程、生活に支障をきたしている」と見られるそうです。

このようにマイカーローンの審査では、これまでのあなたのお金との関わり方や、お金の事故やトラブルがなく生活を送れているのか?という客観的な取引事実をチェックされます。

属性に問題がある

マイカーローンの審査では属性に問題がある場合も審査に通らない場合があります。

属性とは、主にローンを組む方の「職業」や「勤続年数」についてです。

数ヶ月程度しか勤務していないという方のように勤務期間が短い場合や職業がフリーターや自営業などで収入が安定しない方においても審査に通らない可能性があります。

マイカーローンの審査に通過するコツ6選

マイカーローンの審査に通過するためのコツ6選をご紹介します。審査通過のコツは以下の通りです。

1頭金を利用する

2他のローンをきちんと返済する

3信用情報が白紙になるまで待つ

4保証人を立てる

5仮審査を受ける

6審査中に転職しない

1頭金を利用する

マイカーローンの審査に通過するコツひとつ目は頭金を利用することです。

頭金を利用することで借入れ元本を減らすことができますので、審査を通過する確率を上げることができます。

2他のローンをきちんと返済する

マイカーローン以外の債務状況もみられます。

銀行や消費者金融で借り入れがあると審査で不利になります。

自身の債務状況に無理がないよう他のローンはきちんと返済し、審査前に新たな借り入れをすることは避けましょう。

最近では携帯電話料金の未払いやリボ払いの残高なども審査に影響すると言われています。

3信用情報が白紙になるまで待つ

審査に通過するためには金融事故情報が消えるまで待つという対策もあります。

事故情報の登録期間は各信用情報機関によって多少の差があります。任意整理や個人再生は約5年、自己破産は10年前後となっています。

また、個人信用情報について、未納や滞納、強制解約になった履歴がある場合、信用情報の開示を求めてみるのも1つの対策です。

個人信用情報は情報を登録管理している日本信用情報機構(JICC)、シー・アイ・シー(CIC)、全国銀行個人信用情報センターなどに対して、本人が「開示の請求」を行うことで、どのような情報が登録されているか知ることができます。

詳細については以下のホームページをそれぞれ参考にしてください。

日本信用情報機構(JICC
シー・アイ・シー(CIC
全国銀行個人信用情報センター

4保証人を立てる

保証人が必要かどうかは金融機関により異なりますが、審査通過のために保証人が必要になるケースがあります。

返済能力が不安定だとみられた場合にローン会社の方から保証人を付けての再審査をお願いされる場合があります。

このようにマイカーローンを利用する際に保証人を求められれば、返済能力のある保証人を立てれば審査通過に有効な手段となります。

一般的に返済能力のある保証人とは、20歳以上の安定した収入があり、個人信用情報に問題やトラブルがない人のことです。

なお、保証人を立てた場合やローン会社の判断で審査通過においてもローン会社に所有権留保になる場合もあります。

5仮審査を受ける

最近ではインターネットで仮審査や事前審査の申し込みを受け付けている金融機関もあります。

本審査よりも提出書類が少なく、簡単に申し込みが可能な仮審査なのですが、あくまでも「仮」の審査にはなりますが気になる方は先に借入れ金額の目安をチェックしておくと良いでしょう。

なお、「本審査」では個人信用情報機関への照会が行われるので未納や滞納、強制解約になった履歴がある場合や過去に金融事故があった場合は、やはり信用情報の開示を求めてみることをおすすめします。

6審査直前に転職しない

審査前や審査中に転職してしまうと「勤続年数」が極端に少なくなりますので、審査前や審査中の転職はマイカーローンの審査において不利となるでしょう。

マイカーローンの審査通過の為には審査直前や審査中の転職は避け、時期を見てからしたほうが良いでしょう。

審査に絶対に通るマイカーローンはある?

審査に絶対に通るマイカーローンは?

マイカーローンの審査において「絶対に通る」というものは存在しません。

銀行ローンよりもディーラーローンの方が審査に通りやすかったり、ディーラーローンよりもカーリースの方が審査に通りやすいという話はありますが、「絶対に通る」といった審査はありません。

銀行ローンとディーラーローンの審査どちらが厳しい?

銀行ローンの特徴

銀行ローンの特徴は金利が安い代わりに審査が最も厳しいと言われます。

銀行は信販会社とは別に銀行独自の基準や信用情報を元に審査すると言われています。

そのため、金利は安いのですが、審査は厳しい印象です。

ディーラーローンの特徴

ディーラーローンはメガバンク系信販会社(ジャックス、セディナ、オリコなど)や自動車メーカー系信販会社を使うことが一般的です。

金利は銀行ローンに比べると高く、銀行に比べて審査は甘いと言われており、場合によっては所有権を留保する場合があります。

所有権を留保とする理由は、車両を担保とし、いざという場合の未回収リスクを防ぐためです。

そのため、ディーラーローンは銀行ローンよりも審査は甘いと言われます。

よくある質問

Q&A

マイカーローンの審査に通らない理由って?

マイカーローンの審査に通らない一般的な理由は、以下の通りです。

・定期的な収入がない

・年収と借入条件が見合っていない

・信用情報に問題がある

・属性に問題がある

ディーラーローンよりも通りやすい審査って?

銀行ローンよりもディーラーローンが通りやすく、ディーラーローンよりも「カーリース」が審査に通りやすいと言われています。

カーリースとはリース会社から月額料金でクルマを賃貸する契約のことです。賃貸と言っても「わ」ナンバーで登録するわけではなく、クルマに関する費用がコミコミ定額でマイカーのように使うことができます。

実際にボクがクルマを営業する場合でもマイカーローンは通らなくてもカーリースは通るといったケースはたびたびあります。

カーリースが審査に通りやすい理由は、所有権が最初からリース会社に付いていて“いざ”という場合に未回収リスクを防ぐことができるからと言われています。

審査に通るためにはどうしたらいい?

審査に不安があるけどクルマは必要という方は「カーリース」という選択もあります。

実際にネット上でカーリース利用者に行ったアンケートで「カーリースを選んだ理由」の1位は84%の割合で「ローンの審査が不安だから」という回答もあるほどです。

合わせて読みたい

審査の甘いカーローンや審査がおすすめのカーリースに関する記事は『「審査の甘い」カーローンとは?審査に通る2つのコツを紹介』をご覧ください。

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Shuhei Kondo

1985年生まれ。 株式会社コンドウ代表取締役。 カーリース販売歴10年。「日経トレンディ」にて車のサブスクについて解説。 オリックスカーリース「いまのりセブン」8年連続 販売台数 県内第1位。 リース商品はそれぞれの特徴や仕組みが違うため、それぞれの商品を知ろうと思うとそれなりの労力と時間が必要になります。なので僕が皆さんにできるだけ優しく商品のメリットデメリットをまとめて、そのリース商品はどんな人にお勧めなのか?をカーリースの教室でシェアいたします。 自分が経験したことを、見る人にとってわかりやすく伝えることを大切にしています。 カーリースアドバイザー・車のサブスクアドバイザー。

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