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こういった疑問に答えます。
本記事の内容はこちら
・要注意!こういったカーリースは選んではいけません
・失敗しないカーリース選びのコツは?
・残価設定のないカーリースの定番は?
この記事を書いているボクは、元ディーラー営業マンで各社のカーリースを販売していました。現在は海風そよぐ田舎町でクルマ屋を営んでいます。ボク自身も、カーリースを利用して5年。2回車検を実施しています。
自動車業界に聞こえてくるカーリースにまつわる話など隠さずにお話しますのでこれからカーリースを始めたいという方は是非、参考にしてください。今回は注目度が高い新しい乗り方、クルマのサブスクリプションともいわれる「カーリース」について、カーリース選びで注意していただきたい点、失敗しないカーリース選びのコツを挙げていきますのでぜひご覧ください。
要注意!こういったカーリースは選んではいけません
1. 「残価設定」が高額すぎるカーリース
残価が高額だと、精算時または中途解約時に高額精算のリスクが高まります。
残価設定についての詳しい記事は『カーリース選びの注意点=残価設定について』をご覧ください。
カーリースを比べる際に「月額料金」や「ボーナス月の支払い金額」を比べる方がいますが、それは間違いです。
なぜなら、月額料金やボーナス月の支払い金額は残価設定を高額に設定すればいくらでも安く見せることが可能だからです。残価を高額にすれば精算時や事故などを起こして中途解約する際に高額な精算リスクが高まります。
カーリースを比較する際は、それぞれのカーリースの商品の仕組みに目を向けなければいけません。
そこで大きく道が分かれるのが「残価があるリース」なのか、「残価がない(残価0円)リース」なのかの選択です。
「残価」が設定されている場合、その残価は適正なのか?5年後、7年後にその価格まで市場で値はつくのか?を各個人で予想し、適正であると思えばその残価設定リースはあなたにとって良いリースと言えるでしょう。
しかし、残価の値段の付け方に注目してほしいのですが、残価設定金額を設定する際に「現在」人気のある車種に高値をつけています。もしも7年後にガソリン車ではなく電気自動車などの新車種が人気となった場合など新たなイノベーションが起こった場合には当時人気のあったクルマも価値は低くなりますので、そうなってしまうと結果的に、高値で掴まされて損をすることになります。
中古車市場ではそのクルマの台数が少ないほど価格は高騰する性質があるにも関わらず、現在人気のある車種(クルマの台数が増える)に残価設定金額を超高額に設定する値段の付け方にも疑問が残ります。
オープンエンド契約の場合、精算するリスクは契約者にありますので残価を常識の範囲を超えてめいいっぱい上げてくる販売店も実際に多くみられます。
残価設定金額を確認して高すぎる残価カーリースには注意が必要なのですが、一般ユーザーからするとこの”適正な残価設定金額”がわからないことがほとんどです。
ここが残価設定型カーリースのやっかいなところなのですが、一概にクルマの何%の金額が適正な残価設定金額の目安だとお伝えできません。なぜなら、その車種ごとの人気・需要によって中古車の値段は決まってくるため、その車種ごと・販売するお店によって予想する契約満了時におけるクルマの価値が異なるからです。
そのため、一部のリース会社は第三者機関に残価設定金額を算出してもらっています。その残価設定金額を基準にして、ユーザーと想定距離数やクルマの使い方を話し合いながら両者で残価設定金額を決めます。
こうして決めた残価なら精算時のトラブルも防ぐことが可能です。
クルマの使用状況も把握していない業者が高額な残価設定金額を提示しているのならばそれは危険だということを知っておきましょう。
2. 残価が記載されていないカーリース
チラシやCMなどの広告で見かけるカーリースの中には残価が設定されているにも関わらず、残価設定金額が記載されていないカーリースがあります。
本来、残価設定金額まで記載しなければ、月額やボーナス月の加算額を低くみせるために残価へ金額を持ってくることが可能ですので、比較する際にきちんと比較できません。
ボーナス払い有りの支払い方法を選んだ場合、ボーナス払いの金額でリース会社を比較しても残価設定金額がいくらなのかわからなければ、本当に安くてお得なのか残価精算リスクが高いだけなのか判断できません。
ポイント
残価精算リスクとは、クルマの返却時に残価設定金額と査定額を精算し、その差額を支払ってクルマを返却するリスクのことです。残価精算型のリース商品(オープンエンド)の場合、残価60万、査定額20万の場合は契約者が返却時に40万円の持ち出しとなります。月々の支払いやボーナス払いが”異常”に安い場合は注意してください。
残価なしのカーリースを除き、残価が設定されているにも関わらず残価がきちんと記載されていなければ注意が必要です。良心的な業者であれば必ず残価設定金額を記載しています。買取りにお金を払うならまだしも、返却するためにお金を払う仕組みを、ボクならおすすめしません。
失敗しないカーリース選びのコツは?
失敗しないカーリース選びのコツは残価設定のない(残価0円)カーリースを選ぶこと、または残価精算のないカーリースを選ぶことです。
例えば、残価を高額に設定していて契約満了時にクルマを「返却」することにした場合に、乗っていたクルマを査定した結果、残価設定金額には到底満たないまたはキズやへこみ、過走行による減点があると、精算金が必要になるケースがあります。
残価が高額であればあるほどそのリスクは高まります。
しかし、残価や残価精算がなければ最後に残価精算で高額請求をされる等のトラブルもありえません。
カーリースの長所は自動車税などの税金や自賠責保険、それに車検等のメンテナンスが月々の料金に組み込めるため、毎月定額でクルマを利用できるところです。
残価のない(残価0円)カーリースや残価精算のないカーリースでは、カーリースの長所はそのままに、残価リスクを排除し安心してカーライフを送ることができるでしょう。そして残価がないということは、契約終了時にそのままクルマは自分のモノになるということです。(法定費用は別途必要です)
クルマを自分のモノにしてから必要なければ買取り専門店等で売却すれば良いです。残価精算の心配がないカーリースだと、リースのメリットも受けられてお得に乗れます。
そして残価設定のないカーリースの定番リースは以下のとおりです。
残価設定のないカーリースの定番は?
オリックスカーリース(いまのり):カーリース最王手のオリックス自動車が個人向けに出したカーリースサービス。車検・オイル交換・オイルエレメント交換は無料クーポンにて対応している。残価は0円で、契約満了時にクルマは自分のものになる。
カーコンビニ倶楽部 カーコンカーリース:オリックス自動車がカーコンビニ倶楽部へ提供しているカーリースサービス。車検は無料クーポンにて対応している。残価は0円で、契約満了時にクルマは自分のものになる。
定番は上記のとおり。
もろこみはオリックスが提供しているサービスのため、いまのりと似ていますが「オイル交換」が別になります。オイル交換付きのメンテナンスパックが月2,500円(税抜き)からなので、その分リース料金が高くつきます。
料金が高くなっても充実したメンテナンスをパックにしたい方には向いています。
とりあえず、ユーザーの多さや実績を考慮してオリックス自動車のカーリース「いまのり」がおすすめです。
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なお、残価設定のないオリックスカーリース「いまのり」についての詳しい記事は『【一番人気】オリックスカーリースのレビュー【初めての方におすすめ】』をご覧ください。
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