MOTA(モータ)カーリースは、MOTA株式会社が「オリックス自動車株式会社」と提携して運営しています。「車がもらえるカーリース」「大手と提携しているカーリース」として注目を集めていますが、審査が心配な方にとっては利用できるか気になるのではないでしょうか。
ポイント
今回は、MOTAカーリースの審査が甘いのか厳しいのかを解説します。
MOTAカーリースの審査は厳しい?
MOTAカーリースを検討するにあたり、審査の厳しさが気になるのではないでしょうか。
車に乗りたいのに、審査に受からないのが理由で車に乗れない人は多くいらっしゃいます。
たとえば個人事業主や専業主婦・年金受給者や非正規社員などは審査に落ちることが多く、車に乗りたくても乗れない問題を抱えています。
しかしMOTAカーリースの審査は甘いと言っても過言ではありません。理由は次の2つです。
オリックスカーリースと提携しているから
MOTAカーリースはオリックスカーリースと提携しており、審査はオリックスの「自社審査」がおこなわれています。
そもそもMOTAカーリースの車両はオリックス自動車が仕入れており、車がもらえるサービスもオリックスカーリースが元になっているサービスです。
提携したのにオリックスの審査が厳しいと、オリックスが仕入れた車が売れません。ですから、オリックスがMOTAカーリースの審査を厳しくすることはないでしょう。
お金を借りる審査ではないから
MOTAカーリースの審査基準は公表されていません。しかし、住宅ローンやカードローンと比較すると甘いといわれています。
なぜなら、MOTAカーリースは「MOTAが顧客の希望する車を購入して貸し出すサービス」であり「オリックスが自社審査しているカーリース」だからです。
MOTAカーリースの審査では、年収や勤続年数・債務履歴などの情報を照会して総合的に判断されます。
審査に通過する最低限の条件は、「年収200万円以上」「安定して収入を得ている」の2つです。
ココに注意
ブラックリストに登録去れている方は審査通過が難しいです。ブラックリストは登録から10年間・任意整理などは5年間情報が保管されます。
現在の信用情報情報を知りたい方は、「個人信用情報機関」に開示請求をしましょう。有料(1,000円前後)で現状を把握できます。
MOTAカーリースの審査の流れと内容
申し込みから納車までの流れ
MOTAカーリースの審査の流れは、ホームページから乗りたい車を選んで必要事項を記入して申し込むだけです。
店舗に出向くのではなく、自宅からスマートフォンやパソコンで審査申し込みができます。
審査に通ったら、契約手続きに進みます。契約手続きも自宅で書類のやりとりをするだけ。納車まで店舗に出向くことはありません。
ココに注意
契約まで進んだあとは、契約内容の変更やキャンセルができなくなります。心配なことは契約前にMOTAカーリースに問い合わせておきましょう。
審査が甘いだけじゃない!追加料金なしで最後に車がもらえます
MOTAカーリースは契約満了後に必ず車がもらえます。しかもオプションや追加料金は一切なし。頭金や初期費用も0円です。
カーリースと聞くと「車が自分のものにならない」というイメージがありますが、近年では車がもらえたり買い取りできたりするカーリースも多くなっています。
MOTAカーリースとは
出典:MOTAカーリース
MOTAカーリースは、オリックス自動車と提携しているカーリースです。
オリックスカーリースの強みである「車がもらえる」「車検無料クーポン」「オイル交換・オイルエレメント交換無料クーポン」のサービスが魅力。頭金や初期費用・ボーナス払いなしで車を所有できます。
契約期間中の車検代とオイル交換代は、車検当日にクーポンを出すだけで無料に。車の維持費の中でも高額な車検代を節約できるでしょう。
しかも、契約期間中は税金と自賠責保険料を支払う手間がありません。費用は月額料金に含まれており、MOTAカーリースが代理で支払ってくれます。
MOTAカーリースの料金
出典:MOTAカーリース
MOTAカーリースの軽自動車の月額料金は、月々1万円代からと安いです。さらにボーナス払いを適用すると、月々6千円代にまで下がります。とにかく安く車に乗りたい方は、低価格の軽自動車がおすすめです。
ココがおすすめ
掲載画像以外にも車種はたくさんあります。国産メーカーの車ならほぼ手に入るといっても良いでしょう。
出典:MOTAカーリース
MOTAカーリースは、コンパクトカーなら2万円代で利用できます。ボーナス払いを適用すれば1万円代まで安くなるため、無理なく普通自動車に乗り続けられるでしょう。
MOTAカーリースのデメリット
MOTAカーリースについて知るために、デメリットも知っておきましょう。車のプロの私が見た、MOTAカーリースの本当のデメリットを解説します。
車検代が完全無料ではない
MOTAカーリースには車検無料クーポンがありますが、実際に無料になるのは「基本点検整備費用(総合検査料・代行料・印紙代)」のみです。
車検の際に交換した消耗品代や、追加の費用は実費支払いとなります。完全無料ではありません。
ポイント
車検代が完全無料ではありませんが、車検代の大半が無料対象の費用です。負担額はそれほど多くありません。
車検をする整備工場が決まっている
MOTAカーリースの車検・オイル交換無料クーポンはMOTAと提携している整備工場でないと使えません。
しかも、整備工場は契約後にMOTAカーリースから指定されます。自分で選べないため不便です。
理由は、提携しているオリックスカーリースが同じしくみを取り入れているから。つまり、無料クーポンを使える整備工場に限られています。
ポイント
整備工場は居住地から近い店舗を割り当てられます。気になる方は、契約前に問い合わせてみましょう。
契約年数が7年・9年・11年しかない
MOTAカーリースの契約期間は3種類からしか選べません。たとえ5年契約をしたくても、7年からしか契約ができないのです。
契約途中の解約はできないため、途中で車が不要になっても契約満了まで支払いが続きます。
ポイント
MOTAカーリースが長期契約を中心にしている理由は、「車がもらえる」サービスが大きいでしょう。
3年や5年契約で車をもらえるなら、誰でも契約期間を少なく契約をした方が得です。それではMOTAカーリースが損をしますから、長期契約を中心としています。
途中解約をすると違約金が発生する
MOTAカーリースは途中解約不可です。どうしても途中解約をしたい場合は可能ですが、高額な違約金が発生するためおすすめしません。
カーリースにおける違約金は「総支払額-(これまでに支払った月額料金+諸費用)」が一般的。途中解約のタイミングによっては、違約金が非常に高額になります。
また、違約金の支払いは一括払いのみです。違約金にローンを組むことができません。急に途中解約となった際のリスクがとても高いです。
さらに注意が必要なのが、事故などで廃車になった・車を盗まれたときです。物理的に車に乗れなくなった場合でも、同様の違約金が発生します。
ポイント
MOTAカーリースの違約金は、任意保険の車両保険である程度カバーできます。さらに「リースカー費用特約」に加入しておけば、違約金に足が出た際も補償されます。
メーカーオプション、ディーラーオプションは審査通過後しか選べない
MOTAカーリースの見積りページには、メーカー・ディーラーオプションの選択欄がありません。審査通過後に追加で選ぶため、最初の見積りからさらに月額料金がアップします。
トヨタのKINTOでは見積り時にメーカー・ディーラーオプションが選択できますが、MOTAカーリースはしくみが違うため気を付けてください。
ポイント
MOTAカーリースでは、審査通過率を上げるために低めの月額料金で審査に通していると考えられます。
審査に通過すればオプション選択ができますから、心配な方も安心して見積りをしてください。
任意保険に別途加入が必要
MOTAカーリースのサービスには、任意保険(自動車保険)が含まれていません。任意保険に加入していない方や初めて車を運転される方は、個人的に保険会社との契約が必要です。
MOTAカーリースの月額料金の他に、毎月の任意保険料も支払わなければなりません。
ポイント
トヨタのKINTOでは月額料金に任意保険が含まれていますが、実は恩恵があるのは保険の等級が低い方です。
保険の等級が高い方は、そのまま任意保険を継続した方がお得になります。
走行距離制限がもうけられている
MOTAカーリースには月あたり2,000㎞の走行距離制限があります。契約満了時に走行距離制限を超過していた場合、追加料金を請求されるため自由に走ることができません。
契約満了前に解約・返却される際の走行距離が[経過月数×2,000㎞]を超えた場合、8円/kmの追加請求が発生します。
引用元:MOTAカーリース
ポイント
走行距離制限を計算するのは、契約満了時のみです。毎月設定されている2,000㎞を超過したとしても、総走行距離数が超過していなければ追加料金は発生しません。
よくある質問
審査不要のカーリースはある?
ありません。どこのカーリースでも審査は必須です。MOTAカーリース審査に落ちてしまった方は、他社カーリースの審査も受けてみましょう。
ブラックリストでも審査に通る?
難しいです。
自分がブラックリストに登録されているかを知りたい方は、個人信用情報機関へ開示請求をしましょう。有料(1,000円前後)で現在登録されている情報を知ることができます。
MOTAカーリース以外で審査が甘いカーリースはある?
審査の甘いカーリースでおすすめは「定額カルモくん」です。
なぜなら、月額料金がカーリースの中で最安級となっているからです。審査対象の金額が低いと、同じ条件でも審査に通る可能性があります。
ぜひこちらを参考にしてください。
コスト重視派におすすめ!月額料金が安い車のサブスクランキングTOP3
車のサブスク 月々均等払いの月額料金
1位 | 定額カルモくん | 12,820円 |
2位 | オリックスカーリース | 13,090円 |
3位 | 定額ニコノリパック |
14,766円 |
※2024年9月1日時点の公式ホームページの情報より
※月額料金は軽トラック・軽バンを除く自家用車を対象に、各社公式ホームページで確認できる均等払いの最安値
※上記は契約期間が中長期のカーリースです