ピタクルのデメリット7個を現役カーリースユーザーが教えます

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フクロウ君

ピタクルのデメリットを詳しく知りたい！

フクロウ君

ピタクルって高いのかな…？

フクロウ君

ピタクルが自分に合っているのか分からない。

今回はこんな悩みを持つ人のために、ピタクルのデメリット全てを教えます。ピタクルのデメリットは全部で7個。現役カーリースユーザーで車のプロのボクが、デメリットの内容と対策を分かりやすく解説します。

ピタクルには7つのデメリットがありますが、決して悪いカーリースではありません。どんな車のサブスクにもデメリットはあるものです。この記事で、ピタクルがあなたに合ったサービスなのかを見極めましょう！

1.契約期間が限定されている

ピタクルの契約期間は5年・7年・9年の選択制です。4年契約などはできません。

さらに、契約期間ごとに契約満了時の車の選択肢が異なります。必ずしも車がもらえるわけではないので注意しましょう。次の表をご覧ください。

車がもらえるのは9年契約のみです。9年契約では車がもらえるため、買い取りの選択肢はありません。

このように、ピタクルは好きな契約期間で契約ができません。

【対策】延長や車をもらって長く乗れる

ピタクルでは延長や買い取り・車をもらって契約期間よりも長く乗ることができます。

たとえば6年契約をしたい場合は、5年契約の満了後に延長をしてもう1年乗ることも可能です。

5年よりも短い契約はできませんが、長く乗りたい方には「延長」や「乗り換え」「買い取り」といった豊富な選択肢があります。

フクロウ君

5年契約で買い取りをしたら損じゃないの？ 9年乗って車をもらった方が得な気がするけど…？

ミーア先生

そんなことはありません。 買い取ってしまえば、契約期間を気にせず売却ができます。

フクロウ君

なるほど、9年契約だと必ず9年間乗り続けなければならないのか…

ミーア先生

はい、9年契約では9年間月額料金の支払いが続きます。 ピタクルではライフスタイルに合わせた契約をしましょう。

2.メンテナンスプランが有料

ピタクルのメンテナンスは有料のオプションサービスになります。オプション料金が月額料金に加算されるしくみで、契約期間中は取り消しや変更ができません。

ただし、公式ホームページには詳しい料金が提示されていません。参考までにオンライン見積りを使って算出してみました。

ホワイトプランとシルバープランの差額は、どの契約期間も2千円～3千円ほどとなっています。しかしホワイトプランとゴールドプランの差額は3千円～7千円と幅が広いです。

ピタクルのメンテナンスプランは、契約内容や車種によって変わるようです。

このように、メンテナンスプランに加入すると支払う月額料金が変わります。期間中はずっと支払いが続くので、気になる方はオンライン見積りを試してみましょう。

ミーア先生

ピタクルのオンライン見積りは契約ではありません。個人情報の入力も不要。 何度でも見積りができますから、気になる車種やプランで試してみましょう。

【対策】ニーズに合わせたメンテナンスプランを選べる

ピタクルのメンテナンスプランは有料ではあるものの、予算やニーズに合わせて選択できます。メンテナンスプランの選び方は以下を参考にしてください。

3.走行距離制限がある

ピタクルには月あたり500km～1,500kmの走行距離制限があります。

走行距離制限とは、契約満了時の車の価値を一定にするためにもうけられています。

契約満了時に総走行距離数をオーバーしていた場合、追加の清算金が発生することがあるので注意しましょう。

フクロウ君

走行距離オーバーが心配だから、最初から1,500kmで契約した方がいい？

ミーア先生

いいえ、無駄に長い契約はしない方が良いです。 走行距離制限は、月あたりの距離数が長いほど月額料金が高くなります。

走行距離数の目安は次の画像を参考にしてください。

通勤や通学で毎日車に乗る方は、1,000km以上の契約がおすすめです。通勤距離や休日の移動距離などを参考に決めましょう。

このように、選択する走行距離数によって月額料金が変わります。ホームページで公開されている安い月額料金だけを鵜呑みにせず、オンライン見積りで金額の詳細を知っておくことが大切です。

【対策】契約満了時の総走行距離数で計算される

ピタクルの走行距離数は、契約満了時の総走行距離数で計算されます。たとえば数か月だけ走行距離数がオーバーしたとしても、最終的にオーバーしていなければ追加料金はかかりません。

ピタクルの公式ホームページにも記載されています。

走行距離の制限はありますか？

ご契約時にお客様のご利用状況に応じて、月間走行距離500km/1,000km/1,500kmから選択可能です。月間走行距離が1,500kmを超える場合はお問合せください。

なお、月間走行距離の超過は、リース期間満了時の実走行距離を基にリース期間に応じた月単位の平均走行距離を算出して判断します。よって、旅行等で自動車を利用し、一時的に月間走行距離を超過しても、問題ございません。

引用元：ピタクルよくある質問

ピタクルの走行距離制限はあくまでも月あたりの目安になります。月あたりの走行距離制限をほぼ守っていれば、契約満了時の追加精算の可能性は低くなるでしょう。

4.残価精算の可能性がある

ピタクルの車には残価が設定されていることがあります。

契約満了後に残価ありの車を返却・乗り換えをする際、車の査定価格が残価を下回った場合は差額の支払いを求められます。

ピタクルの車に残価があるかどうかは、オンライン見積りに進まなければ分かりません。試しにピタクルのオンライン見積りで残価が設定されている車を探してみました。

ピタクルの公式ホームページの「新車をさがす」から進み、ダイハツのタフトを見積りしてみましょう。

まずはオプションを選択します。今回はオプションを一切付けていません。

契約期間7年・ゴールドプラン・走行距離1,500km・ボーナス払いなしに設定しました。

ここまで進んでもまだ残価が表示されていませんね。しかし、見積り結果の右下にある「お見積書」をクリックしてみると…。

設定残価が表示された見積書が表示されました。画像の赤枠部分が、この契約の残価になります。18万4千円と記載されていますね。

このように、ピタクルの残価表示は見積りまで進んでようやく確認できるしくみです。かなり分かりにくいので、まずはご希望の車種やプランの残価がいくらなのかを確認しておきましょう。

　【対策①】原状回復の救済ルールがあるかを確認

一部のカーリースでは、原状回復のための救済ルールが設定されていることがあります。まずは救済ルールがあるかを確認しましょう。

たとえば「残価10万円まで補償」「残価0円」などです。このような救済ルールがあるカーリースでは残価精算の際の支払いが少なくなります。

残念ながら、ピタクルには原状回復の救済ルールがありませんでした…。

【対策②】契約満了までに修理しておく

ピタクルの残価精算は、車の破損個所を修理しておけば支払う金額が少なくなります。

車に大きなキズがある状態で査定すると、査定価格がガクッと下がります。査定価格を下げないために、大きなキズや凹みはその都度修理しておきましょう。

フクロウ君

修理せず返却しても、残価精算の差額で修理代を支払うことになるのか…

ミーア先生

はい、そのためにも任意保険(自動車保険)に加入しておくことを強くおすすめします。

5.任意保険が別契約

ピタクルの月額料金には、任意保険(自動車保険)が含まれていません。ご自身で保険会社を見つけて契約しておきましょう。

自動車保険（任意保険）はリース契約に含まれていますか？

自動車保険はリース契約には含まれておりません。お客様ご自身で保険会社へお申し込みをお願いします。

引用元：ピタクルよくある質問

これまで任意保険に加入していた方は、現在の等級を引き継ぐことができます。保険会社に確認しましょう。

【対策】カーリース向けの任意保険に加入しておく

ピタクルを契約する前に、中途解約の際の違約金も補償されるかを確認しておきましょう。

実は通常の任意保険では、カーリースの違約金が補償されないことがあります。(違約金については後ほど解説します)

オプションにはなるかと思いますが、「違約金特約」を付けておくとより安心です。

6.車検・メンテナンス時の代車がない

ピタクルの月額料金には、車検やメンテナンスの際の代車費用が含まれていません。

車検・点検を実施する場合、代車の提供はされますか?

弊社では代車のご用意はしておりません。車のご利用予定を調整し、メンテナンス工場へ入庫をお願いします。

引用元：ピタクルよくある質問

代車が必要な方は、その都度代車の手配や費用を支払うなどの手間がかかります。

【対策】メンテナンス工場に問い合わせしてみる

メンテナンス工場によっては、代車を貸してくれるところもあります。決して代車が利用できないわけではありません。

費用や代車の有無などは、メンテナンスを受ける工場に問い合わせてみてください。

7.中途解約をすると違約金がかかる

ピタクルでは契約期間中の解約ができません。契約内容の変更も不可です。

どうしてもという場合は途中解約できますが、高額な違約金が発生するのでおすすめしません。

中途解約金はどのように計算されますか？

中途解約金基本額（リース料総額+設定残価）からお支払済みのリース料を差し引いた金額と所定の手続き手数料をもとに算出いたします。

中途解約金額は弊社から別途書面にてご案内します。

引用元：ピタクルよくある質問

フクロウ君

一度契約したら最後まで利用し続けなければならないんですね…

ミーア先生

はい。違約金は一括で支払いをしなければなりません。 月額料金やボーナス払いの金額の変更もできないため、無理のない契約をしましょう。

【注意！】全損事故で廃車になっても中途解約扱いになります

ピタクルでは、契約中の全損事故を起こしても途中解約になってしまいます。中途解約をしなくても違約金が発生するケースがあるので注意が必要です！

中途解約金の分割払いは可能ですか？

中途解約金は分割払いは対応できません。 なお、納車後まもなく全損事故で解約となる場合は、中途解約金が高額となるおそれがあります。あらかじめご自身で車両保険に加入されておくことを強くお勧めします。

引用元：ピタクルよくある質問

【対策】違約金がかからない条件が決められている

ピタクルには特例として、違約金がかからない条件がもうけられています。

中途解約金が免除になるケースについて教えてください。

リース期間中に、以下の事象に起因する中途解約の場合、所定書類の提出などの必要な手続きと、車両を返却いただくことによって、中途解約金無しで解約することが可能です。

①死亡

②障害者手帳が交付される障害を被ること

③公的介護保険制度に基づく要介護認定を受けること

④自動車の運転に支障がある「全治見込90日以上」の疾病又は傷害と医師により診断された状態（慢性疾患でかつ自動車の運転に支障がない疾病又は傷害の場合は除く）

⑤自動車運転免許証の返納（運転能力・認識能力の低下による）

⑥運転免許の取消（道路交通法第103条第1項第1号、第1号の2または第2号の規定による）

⑦勤務先から海外駐在を命ぜられ、日本国内の居住者でなくなる場合または非居住者となった場合

⑧他の都道府県への転居

⑨結婚

引用元：ピタクルよくある質問より抜粋

ピタクルでは、9つのケースに限って途中解約の違約金がかかりません。ただし契約日から1年以内は上記のケースでも違約金が発生します。

ここまで多くの条件が設定されているカーリースは多くありません。

ピタクルのメリット

ピタクルのメリットをまとめました。デメリットと比較して、ピタクルが自分に合ったカーリースなのかを見極めましょう。

【国内メーカー150種類】車の種類が豊富

ピタクルで選べる車種は、国内メーカー150種類です。たくさんの車から選べるため、車種や月額料金などを比較して決めることができます。

車検代・メンテナンス代を定額にできる

ピタクルのメンテナンスプランに加入すると、契約期間中の車検代やメンテナンス代を定額にできます。

車検代は軽自動車でも5万円から9万円ほどかかるのが一般的。ピタクルのメンテナンスプランなら、高額な車検代を車検のために貯めておく手間がありません。

審査が甘い

ピタクルの審査は、ピタクルと審査会社の基準を元に判断されます。通常のローン審査と比較すると審査が甘い傾向にあります。

ピタクルは9年契約後に車がもらえる！

ピタクルは9年契約の満了後に、追加料金なしで車がもらえます。

車が欲しいけれど頭金を準備したくない方でも、毎月無理のない月額料金のみで車が手に入ります。

さらに、車をもらう際に残価精算や走行距離制限がありません。追加料金の支払いがなく手軽です。

ピタクルのデメリットに関するよくある質問

ピタクルのデメリットに関してよくある質問をまとめました。

ピタクルのデメリットで一番注意すべきことは何ですか？

任意保険が別契約なところです。

任意保険は万が一に備えて加入しておきたい、大切な車の維持費のひとつ。加入せず車に乗っていると、事故やケガの際に多額の費用がかかることも。

中途解約の違約金も含めて、リスクが少なくなる任意保険に加入しておきましょう。

ピタクルのデメリットで特に困ることはありますか？

残価精算の救済ルールがないことです。

しかし、残価精算は必ずしも費用が発生するとは限りません。余程大きなキズや凹みがあるなら別ですが、都度修理しておけば大きな費用は発生しにくいです。

ピタクルのデメリットは他のカーリースと比較すると悪いですか？

いいえ、ピタクルのデメリットが特別悪いとは思いません。

なぜなら、ピタクルのデメリットのほとんどが他社カーリースのデメリットにも当てはまるからです。

ピタクル独自の目立ったデメリットはないため、悪いカーリースではありません。

ピタクルのデメリットまとめ

ピタクルのデメリットを解説しました。ピタクルは大手ならではの審査の甘さと車がもらえる9年契約が魅力です。選ぶときは月額料金やメンテナンス代の有無・契約期間などを比較してみましょう。

希望する契約期間がない方は、契約期間を自由に選べる「定額カルモくん」などがおすすめです。

ピタクルのデメリットを参考にしながら複数のリース会社を比較して、自分に合ったカーリースを見つけましょう。